小規模事業者持続化補助金・機械装置等費を解説【車・パソコンは?】

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岡本 健太

障がい福祉専門の行政書士。神奈川県庁で許認可審査・補助金審査をしていた経験を生かし、指定申請のみならず、補助金・経費削減といったお金周りのサポートもしている。「理念と経営を両立させた福祉事業所を1つでも多くサポートする事」がミッション。著書に、中小会社で活用できる「補助金」のことがわかる本(セルバ出版)がある。

こんにちは!
行政書士の岡本です。

今回は、

小規模事業者持続化補助金・機械装置費等を解説

こういったテーマでお話をしていきます。

今回の記事の内容は、

①車は補助対象になるのか?②パソコンは補助対象になるのか?

③中古品は補助対象になるのか?

④補助金で買った物は処分できるのか?

⑤【公式見解】補助対象となる経費・ならない経費

こういった構成になっています。

小規模事業者持続化補助金・機械装置等費を解説【車・パソコンは?】

さっそく結論を言ってしまうと、

普通車には補助金でない

ブルドーザーなどの作業車は対象

パソコンは補助金でない

中古品は一定の条件でOK

50万円以上の物を買うと処分が制限される

こうなります。

以下、それぞれ解説していきますね!

①車は補助対象となるのか?

まず、「①車は補助対象となるのか?」という話なんですが、

原則として 補助対象にはなりません

ただし、ブルドーザー・パワーショベルといった現場の作業車両に関しては、補助対象として認められています

ですので、営業車といった普通の車は補助対象にはなりません

なんで車が認められていないかといいいますと、転売を防止するためです。

補助金付きで車を買えば、買値が安いので、転売すると儲かっちゃいますからね。

補助金の原資は税金だからこそ、転売などは許されないということです。

ちなみに、「自転車」についても補助対象とはなりません

②パソコンは補助対象になるのか?

次に、「②パソコンは補助対象になるのか?」という話に移ります。

結論としては、 パソコンは補助対象になりません

同様にタブレット、サーバー、ハードディスク、 LAN、 wi-fi こういった周辺機器も補助対象とはなりません

なぜなら、こういった物も、汎用性があり、転売が可能だからです。

対象となるソフトもある

逆に、「特定業務用のソフトウェア」などは、補助対象となる可能性があります。

なぜなら、汎用性がなく、転売の可能性が低いからです。

具体的には、

・販促用の顧客管理ソフト

・設計用の三次元 CAD ソフト

こういった専門的なソフトです。

こういったソフトであれば、事業計画書で「補助事業に必要だ」ということを説得的に書ければ、補助金がもらえる可能性があります。

③中古品は補助対象になるのか?

次に、「③中古品は補助対象になるのか?」という話に移りたいと思います。

結論としては、一定の条件のもとを補助対象経費として認められます。

中古品が補助対象として認められるための条件は三つあります。

(中古品が補助対象になる条件)

1:購入単価が税抜きで50万円未満であること

2:中古品の購入の際には2社以上の業者から見積もりを取得すること

3:

・買った中古品に故障がしたとしても修理費用は補助対象経費としては認められないこと

故障により補助対象事業が出来なくなった場合は、補助金をもらえないこと

この三つの条件を満たせば中古品の購入も補助対象として認められます。

ざっくりまとめると、

・中古品は単価が50万円未満でなければならない

・どんなに安くても全てあいみつをとる必要がある

・もし壊れてしまっても修理費用は補助されない

故障で事業ができなかったら、補助金はもらえない

こういった理解になります。

④補助金で買った物は処分できるの?

次に、「④補助金で買った物は処分できるのか?」といった話に移ります。

結論としては、税抜きで50万円以上の単価のものは、通常5年間は許可なく処分できません

なぜなら、補助金には「処分制限財産」という一定期間、処分できないルールがあるからです。

この一定期間というのは、通常5年間です。

もし、5年たつ前に処分をしたいなら、商工会議所の承認を受けなければなりません

商工会議所の承認を受けないで、補助金で買った財産を処分すると、補助金の返還命令の対象になってしまいます。

⑤【公式見解】補助対象となる経費・ならない経費

最後に、⑤【公式見解】補助対象となる経費・ならない経費について、公式見解である公募要領をもとに解説していきます。

補助対象になる経費

まず補助対象となる経費ですが、

・「高齢者・乳幼児連れ家族の集客力向上のための」高齢者向けの椅子・ベビーチェアー

・「衛生向上や省スペース化のための」ショーケース

・「生産販売拡大のための」鍋・オーブン・冷凍冷蔵庫

・「新たなサービス提供のための」製作機械

・「販路開拓のための」特定業務用ソフトウェア

こういった物があげられています。

ポイントは「販路開拓のための」といった目的がついていること。

つまり、持続化補助金はあくまでも販路開拓のための補助金なので、ただ設備を買うだけではダメなんです

なので、

・新たな顧客層の開拓のためのバリアフリー化

・新サービスを提供のための設備投資

こういった「販路開拓」につながる目的が必要になります。

ですので、申請書においても、「販路開拓につながるから投資したい」という目的意識をきっちりアピールすることが、補助金の採択につながります。

補助対象にならない経費

次に、補助対象とならない経費についてお話していきます。

まず汎用性が高いため認められていない物としては、

・自動車

・自転車

・事務用消耗品

・パソコン

・事務用プリンター

・複合機

・タブレット端末

・ウェアラブル端末

・電話機

・一般事務用ソフトウェア

こういった物があげられています。

いずれも一般的に流通しており、転売の可能性が高いことから、補助対象としては認められていません。

その他に補助対象とならない物としては、

・すでに導入しているソフトウェアの更新料

・単なる取替や更新のための機械装置

・船舶

・動物

こういった物があげられています。

くり返しになりますが、持続化補助金は、新たな販路開拓のための補助金ですので、今ある設備のメンテナンス的な費用は補助対象にはならないという事です。

以上が公式の公募要領にのっている補助対象となるもの・ならない物です。

これ以外の物については、事務局に問い合わせて見解を聞きながら、いかに「販促につながるか」を申請書に記載できるかが、採択されるかどうかのポイントとなります。

まとめ

はい本日の記事は以上になります。

今日は、

①車は補助対象になるのか?

②パソコンは補助対象になるのか?

③中古品は補助対象になるのか?

④補助金で買った物は処分できるのか?

⑤【公式見解】補助対象となる経費・ならない経費

こういったお話をしてきました。

で、結論としては、

普通車には補助金でない

ブルドーザーなどの作業車は対象

パソコンは補助金でない

中古品は一定の条件でOK

50万円以上の物を買うと処分が制限される

こうなります。

はい。本日の内容は以上になります。

なお、実際に補助金を申請される場合は、必ず最新の公募要領をご確認いただき、不明な点は補助金の事務局にお問い合わせいただきますようお願いいたします

最後までお読みいただき、ありがとうございました !