小規模事業者持続化補助金「コロナ特別対応型」書き方【簡単に解説】

こんにちは!

補助金ガイドの岡本です。

今回は、

小規模事業者持続化補助金「コロナ特別対応型」書き方【簡単に解説】

こういったテーマでお話をしていきます。

 

今回の記事の内容は、コロナ特別対応型の申請書の書き方の解説です。

具体的には、以下の構成になっています。

 

・様式1:申請書

・様式2:経営計画書

 計画の内容(様式2)
1:投資する類型
2:事業の概要
3:新型コロナウイルス感染症による影響
4:今回の申請計画で取り組む事業名
5:今回の申請計画で取り組む内容
6:補助金が経営にもたらす効果

 支出経費の明細(様式2)

・様式3:支援機関確認書(任意)

・様式4:交付申請書

・様式5:概算払い請求書(任意)

 

 

ちなみに、このサイトでは、補助金・助成金に関する情報を、県庁で補助金の審査をしていたわたし岡本が発信しております。

 

 

小規模事業者持続化補助金「コロナ特別対応型」書き方【簡単に解説】

勝負は様式2「経営計画書」

 

小規模事業者持続化補助金「コロナ特別型」に申請には、

・様式1:申請書

・様式2:経営計画書

・様式3:支援機関確認書

・様式4:交付申請書

・様式5:概算払い請求書(任意)

こういった書類が必要です。

 

これらの書類の中で、

様式3:支援機関確認書

これは、商工会議所(or商工会)でもらう書類なので、自分で記入する必要はありません。

追記:第3回(2020年8月7日締め切り)から任意提出資料になりました

 

また、

様式1:申請書

様式4:交付申請書

様式5:概算払い請求書

これらは事務的に記入するだけなので、難しくはありません。

 

ですので、勝負所になるのが、

様式2:経営計画書

なんです。

 

様式2:経営計画書は作成が大変ですし、ちゃんと書かないと補助金が通りません。

こういった背景がありますので、この記事では様式2:経営計画書の書き方を中心に解説していきます。

 

 

様式1:申請書

事務的な書類なので難しくはない

 

様式1は、事務的に記入するだけ。

ですので、公募要領や公式サイトの記載例をみて書けば大丈夫です。

 

 

様式2:経営計画書

一番重要で書くのが大変な書類

 

様式2:経営計画書を一言でいうと、

作成が大変だけど、補助金の合否が決まってしまう書類

こう言えます。

 

ですので、しっかりとポイントをおさえて書く必要があります。

そうしないと、普通に不合格(不採択)になります。

 

 

様式2の全体構成としては、

①会社名などを事務的に記載する箇所

②「以前、応募したことあるか?」といった質問にチェックを入れていく箇所

③手書きで経営計画を書いていく箇所

こういった3パートに分けられます。

 

なかでも、

①事務的な記入箇所

②チェックをいれていく箇所

については、公募要領と記載例を見て書いていけば大丈夫です。

 

問題は、③手書きで経営計画を書いていく箇所

 

もちろん、記載例は参考にはなります。

ですが、経営事情は会社によって当然違ってくるので、ご自身の会社にあわせて、1から書いていく必要があります。

 

 

注意点

5枚以内」という枚数制限がある

 

経営計画書の中の「経営計画を書いていく部分」については、枚数制限があります。

枚数制限がある場合、守っていないと不合格になります。

 

計画書の中には、

1:新型コロナウイルスの影響を乗り越えるために6分の1以上投資する類型

2:事業概要

3:新型コロナウイルス感染症による影響

4:今回の申請計画で取り組む事業名

5:今回の申請計画で取り組む内容

6:新型コロナウイルス感染症を乗り越えるための取組の中で、本補助金が経営上にもたらす効果

こういった項目があります。

 

これ全部で5枚以内で記入する必要があるということです。

 

 

計画の内容(様式2)

1:投資する類型

ここは、ご自身の会社にあてはまる箇所にチェックを入れるだけです。

ちなみに、該当するのが1つじゃなければ複数選択してもかまいません

 

A類型(サプライチェーンの毀損への対応)

仕入れ→販売のどこかが壊れたなら該当

 

サプライチェーン」というのは、「仕入れから販売までの一連の流れ」のことをいいます。

 

ですので、

・コロナの影響で仕入れができなかった

・コロナの影響で販売網がくずれてしまった

こういったケースがあてはまります。

 

具体的には、

・外部からの部品調達が困難なため、内製化が必要となり設備投資をする

・製品の供給を続けるため投資をする

・コロナの影響で生産体制を強化する必要があり設備投資する

・他社が営業できなくなったため、生産体制を増強するため投資する

こういったものがあります。

 

ですので、こういった取り組みに当てはまるのであれば、A類型にチェックをいれましょう。

 

B類型(非対面型ビジネスモデルへの転換)

「完全非対面」を求められはいない

 

というのも、例えば、

・飲食店が会計にキャッシュレス端末を導入し、店員とのやり取りを減らす

こういった取り組みも認められています。

 

もっと具体例を挙げておくと、

・お店だけで販売していた商品をネットでも売るため、ECサイトを作る

・お店で提供していたサービスをVRを使ってサービス提供する

・窓口を無人化するための設備を買う

・レジを無人化するための投資をする

・接客を非対面化するためキャッシュレス決済端末を導入する

・デリバリーを開始するため宅配バイクを買う

・テイクアウトメニューを作るため試作品をつくる

・テイクアウトを販売するためホームページを作る

・テイクアウトサービスの開始を宣伝するためチラシを作ってまく

こういったものがあります。

 

これらに該当するようであれば、B類型にチェックを入れてください。

 

C類型(テレワーク環境の整備)

ハードは対象外

 

IT導入補助金だと、ハード(タブレットやwifiなど)のレンタルが認められている類型があります。

 

ですが、小規模事業者持続化補助金では「コロナ特別対応型」とはいえど、ハードは対象外です。

 

対象となるのは、

テレワーク導入のための、

・WEB会議システムの導入

・クラウドサービスの導入

こういったものになります。

 

これらに該当するようであれば、C類型にチェックをいれましょう。

 

2:事業の概要

一番分量が多くなる箇所

 

ここは勝負所。

5枚いっぱい使い切るなら、3枚はここに使うイメージです。

 

内容としては、小規模事業者持続化補助金「一般型」の「経営計画」の部分を書いていくイメージです

 

つまり、

1:企業概要

2:顧客ニーズと市場の動向

3:自社や自社の提供する商品・サービスの強み

4:経営方針・目標と今後のプラン

こういった見出しをたてて書いていきます。

 

ですので、もしあなたが、

「見出しがないと書きにくいよ」

ってことであれば、「一般型」の経営計画の見出しである上記1~4にそって書いていくことをおすすめします。

 

なぜなら、

・「コロナ特別対応型」もベースは「一般型」だから

・見出しごとに書いていったほうが初心者でも書きやすいから

・見出しごとにしたほうが読みやすいから

こういった理由があるからです。

 

なお、各見出しの詳しい書き方については、以下の記事が参考になります。

 

「1:企業概要」の書き方

小規模事業者持続化補助金【様式2・経営計画「企業概要」書き方】

 

「2:顧客ニーズと市場の動向」の書き方

小規模事業者持続化補助金・様式2(顧客ニーズと市場の動向)書き方

 

「3:自社や自社の提供する商品・サービスの強み」の書き方

持続化補助金「自社や自社の提供する商品・サービスの強み」書き方

 

「4:経営方針・目標と今後のプラン」の書き方

持続化補助金・様式2「経営方針・目標と今後のプラン」書き方

 

 

3:新型コロナウイルス感染症による影響

コロナの影響を具体的に書く箇所

 

新型コロナウイルスの経営への影響を具体的に書きましょう。

 

つまり、

①いつから売り上げに影響がでてるのか?

例:2020年3月から

 

②どれくらい影響がでているのか?

・売上

・顧客数

・前年同月比

・決算の見込み(昨年との比較)

 

③数字以外の経営への影響はどうか?

例:最寄り駅で唯一のパン屋のため、「なくなると困る」とお客様の声をいただいている

こういった事を具体的に書きましょう。

 

ここはかなり大事な箇所です。

なぜなら、点数がふられているから。

 

というのも、審査項目として、

「新型コロナウイルス感染症が事業環境に与える影響を乗り越えるための取組として適切な取組であるか」

といったものがあり、

 

取組の前提として、

「コロナによる影響がどんな感じだったのか」

という点について具体的に説明できていないと、高得点に結びつかないからです。

 

 

4:今回の申請計画で取り組む事業名

 

必ず30文字以内!

 

まず大前提として30文字以内でおさめなければいけません。

これができてないと失格になります。

 

この欄は、

小規模事業者持続化補助金「一般型」の「補助事業計画で行う事業名

に該当する箇所です。

 

ですので、「一般型」と同様に考えて、名称をつけていくのが近道です。

 

具体的には、

「誰に」

「何を」

「どのように」

この枠組みで考えると、スッキリした事業名がつけやすいです。

 

なお、「一般型」での事業名のつけ方は下記の記事を参考にしてみてください。

持続化補助金・様式2「補助事業計画で行う事業名」書き方・具体例

 

 

5:今回の申請計画で取り組む内容

販路開拓の具体的な取組を書く箇所

 

ここは「一般型」でいう「販路開拓等の取組内容」にあたる部分。

コロナの状況下で具体的にどう販路を開拓していくのか?」といった事を書いていきます。

 

つまり、

今までどんな販路開拓の取り組みをしてきたのか?

これからどんな販路開拓の取り組みをしていくのか?

③やろうとしている販路開拓がA~C類型のどれにあたるか?

こういった事を書いていく必要があります。

 

それぞれの項目について説明すると、

①今までどんな販路開拓の取り組みをしてきたのか?

②これからどんな販路開拓の取り組みをしていくのか?

これらに関しては、一般型の「販路開拓等の取組内容」の書き方に沿って書いていきます。

 

持続化補助金・様式2「販路開拓等(生産性向上)の取組内容」書き方

 

③やろうとしている販路開拓がA~C類型のどれにあたるか?

に関しては、

A類型(サプライチェーンの毀損への対応)

B類型(非対面型ビジネスモデルへの転換)

C類型(テレワーク環境の整備)

いずれに該当するのかを書く必要があります。

 

なお、

「1:新型コロナウイルスの影響を乗り越えるために6分の1以上投資する類型」

で記載した類型と必ず一致させてください。

 

 

6:補助金が経営にもたらす効果

「補助金をもらったらどの位収益性がアップするか」をのべる

 

ここは「一般型」の「補助事業の効果」に該当する箇所。

「補助金をもらって事業ができたら収益性がいかにアップするか」をアピールしましょう。

 

なお、具体的な書き方は下記の記事を参考にしてみてください。

小規模事業者持続化補助金・様式2「補助事業の効果」書き方

 

 

支出経費の明細(様式2)

計画内容と一致した経費を書く

 

支出経費の明細は、

「補助対象経費として何に使いますか?」

といった事に答える箇所。

 

一般型」でいう「様式3:経費明細表・資金調達方法」に該当します。

 

ここでの注意点は4つ。

①計画内容に書いてある経費か?

→枠が余って経費を追加計上したら、必ず事業計画に書いておく

 

②一般的な価格より高すぎないか?

→審査側は価格をチェックしているので、一般相場を調べ、見積もりをとる

 

③そもそも補助対象経費か?

→持続化補助金で認められている対象経費をしっかりチェックしておく

 

④合計の6分の1以上が「1:新型コロナの影響を乗り越えるための投資の類型(A~C)」に該当しているか

→ここ外すと失格になる

 

なお、詳しい書き方は、下記の記事を参考にしてみてください。

持続化補助金・様式3「経費明細表・資金調達方法」3つのポイント

 

 

様式3:支援機関確認書

様式3:支援機関確認書は、商工会議所(or商工会)でもらう書類

※追記:第3回(2020年8月7日締め切り)より任意提出資料となりました

 

様式3」支援機関確認書は、商工会議所でもらう書類になります。

ただし、いきなり商工会議所に行ってももらえません。

 

次のようなステップが必要です。

ステップ1:様式2の「経営計画書」を書く

ステップ2:商工会議所に面談予約をとる

ステップ3:商工会議所のOKがでたら「様式3:支援機関確認書」がもらえる

 

注意点

商工会議所の予約はすぐにはとれない

 

商工会議所の受付状況によりますが、2週間は見ておいた方が良いです。

 

ですので、「提出期限の前日にあわてて申請書を書く」といったことは構造上不可能です

スケジュールには余裕をもっておきましょう。

 

 

様式4:交付申請書

事務的な書類なので難しくはない

 

公式サイトの「公募要領」「記載例」をみて書けば大丈夫です。

 

ちなみに、補助金は、

採択(補助金への合否)

交付決定(補助される金額の決定)

こういった仕組みになっています。

 

ですので、

「そもそも採択(合格)されないと、交付申請は必要ない」

と論理的にはなります。

 

ですが、小規模事業者持続化補助金は、申請件数が多いため、

「最初の申請段階で交付申請書も一緒にだしてもらっちゃおう」

といった運用がなされています。

 

ですので、最初から提出する必要があるんです。

 

 

様式5:概算払い請求書(任意)

事務的な書類のため難しくはない

 

補助金は後払いが原則

ですので、いったんお金を払って立て替えたうえで、後からお金が振り込まれるといった形になります。

 

ですが、コロナ特別対応型に関しては、例外的先払い(概算払い)が認められています。

 

具体的には、

売上が前年同月比20%以上下落している場合に、

補助金(交付決定額)の50%を、

前払い(概算払い)してもらえる

こういった制度です。

 

ですので、要件を満たしていて、

「先にお金がほしい!」

といった方は、様式5:概算払い請求書を提出しましょう。

 

 

まとめ

 

はい本日の記事は以上になります。

今日は、コロナ特別対応型の申請書の書き方についての解説でした。

 

具体的には、

・様式1:申請書

・様式2:経営計画書

 計画の内容(様式2)
1:投資する類型
2:事業の概要
3:新型コロナウイルス感染症による影響
4:今回の申請計画で取り組む事業名
5:今回の申請計画で取り組む内容
6:補助金が経営にもたらす効果

 支出経費の明細(様式2)

・様式3:支援機関確認書(任意)

・様式4:交付申請書

・様式5:概算払い請求書(任意)

これらの書き方についての解説でした。

 

なお、実際に補助金を申請される場合は、必ず最新の公募要領をご確認いただき、不明な点は補助金の事務局にお問い合わせいただきますようお願いいたします。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました !