「採用ホームページ」の必要性。役割や含めるコンテンツとは?

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岡本 健太

岡本 健太

県庁出身の行政書士・採用定着士。児童発達支援事業所利用者の保護者でもある。福祉の採用定着問題を解決し、「利用者の満足度アップ」「スタッフの待遇の向上・福祉の質の向上」「経営の黒字化」という福祉版「三方良し」を達成する事がミッション。著書に、中小会社で活用できる「補助金」のことがわかる本(セルバ出版)がある。

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「採用ホームページ」の必要性

こんにちは!岡本です。

今日は、

「採用ホームページの必要性」をお伝えします。

「人を採用するのに、とにかくお金がかかる・・・」

「もっと効率的に採用活動をしたい・・・」

こんな悩みをお持ちの会社さんも多いと思います。

人材紹介業者を利用したり、求人媒体に広告を出すには、
高額な費用が必要です。

しかし、採用ホームページを上手く活用すると、
ほとんどお金をかけずに欲しい人材を集めることが
できるかもしれません。

この記事を最後まで読んでもらえれば、
その秘策がわかります!

採用ホームページの役割とは?

あなたの会社では「採用ホームページ」を作成されていますか?
「会社のホームページ」をお持ちの企業様は多いと思いますが
「採用ホームページ」となったらいかがでしょうか?

用意していない会社さんも多いと思いのではないでしょうか。

「採用ホームページ」を用意することで、
欲しい人材に向けてピンポイントで会社の情報を
届けることができます。

採用活動をする際には、どのような人材が欲しいかを
検討し、人物像を想定していると思います。
そのような人材に会社の情報を届けるツールとして
「採用ホームページ」はとても効果的です。

でも、
「会社のホームページに応募条件とか応募に必要な情報を
載せているから別に必要無い」と考えている方もいらっしゃる
かもしれません。

しかし、求職者が知りたいのは「会社の雰囲気や考え方」、
「入社後にどのような仕事をできるのか」といった情報です。

あなたの会社のホームページには、
そのような「応募を検討している方の参考になるような情報」
は掲載されていますか?

会社概要やサービス一覧とともに、
募集中の求人情報を掲載しているだけのホームページでは、
求職者の需要にこたえることができません。

基本的な考え方として、採用ホームページは、
会社のホームページとは「訪問者の目的」が異なります。
採用ホームページを作る際には、
その「訪問者の目的」を明確にしておくことが大切です。

そして、「誰が見るのか?」、「どんな情報が必要か?」
ということを検討しましょう。

効果的な採用ホームページとするには、
「なぜ採用ホームページを用意するのか」をしっかりと理解してから、
作り始める必要があります。

採用ホームページの効果をより高めるために

採用ホームページは、
会社のホームページとは別に作成するのが効果的です。
会社ホームページの1コーナーとしてではなく、
別のサイトとして公開します。

このようにする理由は、
求人情報に特化したサイトとすることで、
検索エンジンの評価を上げやすくなるからです。

別のサイトとして、訪問者の目的に合致したサイトを作成することで、
求職者の検索結果の上位表示される可能性を高めることに繋がります。

さらに、近年は求人の情報を調べる手段は、
スマホが圧倒しています。
そのため、ホームページを訪問した求職者に良い印象を持たれるためには、
スマホに対応しているサイトとなっている必要があります。

スマホで閲覧した時に、情報がはみ出して表示されてしまうとか、
文字が非常に小さくなってしまうページだった場合、
訪問者は良い印象を持つことはできません。

このようなことを意識して、
採用ホームページを作成してみることをおススメします。

採用ホームページから直接応募が無かったとしても、
採用ホームページは効果を発揮します。
求職者は求人広告を見て選考が始まった場合、
ホームページで会社のことを調べる場合が多いです。

会社の基本情報やサービス内容を掲載しているページしか無い会社と、
求職者が知りたいことをとても良くアピールできている会社があった場合、
求職者は間違いなく後者の方に良い印象を持つでしょう。

また、
会社のことを適切に説明することができている採用ホームページは、
入社後のミスマッチを防ぐことにもつながります。

採用ホームページに含めるべきコンテンツとは?

ここからは、
採用ホームページに載せる内容について説明します。

採用ホームページを訪問した求職者は、
「会社の雰囲気や考え方」、「入社後にどのような仕事ができるのか」
といった情報を知りたがっています。

そのため、
形式的に「会社の概要」や「求人条件」を掲載しているだけの
ホームページでは意味がありません。
求職者が知りたい情報を、わかりやすい表現や写真を使いながら、
初めて見る人でもわかるように丁寧に説明していく必要があります。

以下では、
採用ホームページに掲載するのが良いコンテンツと、
その内容について説明していきます。

①会社の概要

会社の基本的な情報の紹介です。

会社ホームページでも掲載される情報なので、
同じような考え方で作ってしまうことがありがちですが、
それではいけません。
お客様ではなく、求職者が読むことを特に意識して作成する必要があります。

通常の会社ホームページでは、
そのサービスに興味を持っている人やすでにそのサービスを
利用している人など、その会社やサービスについてある程度知識
がある人向けに作成することが多いです。

特に、企業相手に事業を行っている場合、
専門外の人にはイメージしづらい内容となってしまう場合があります。

採用ホームページでは、
お客様ではなく求職者が理解できる内容であり、
そのうえで、会社で働くことに興味を持てる内容にすることが重要です。

そこで、この項目では、
会社の売り上げや会社の成長率、将来の計画等を掲載して、
求職者に長く働ける会社であることをアピールします。

また、
会社が優位性を持っているサービスやシェアが高い商品などがあれば、
そのこともしっかりと触れて説明していきます。

そして、
これらの情報に興味を持ってもらえるように、
無機質な表に入れ込むのではなく、具体的な数字を使ったり、
注目してほしい場所はしっかり目立たせる工夫をするなど、
求職者がイメージしやすいように作っていきます。

②経営理念・会社の沿革

会社の考え方を知ってもらうメッセージで、
会社に共感してもらえる人を増やすことにつながる項目です。

設立された経緯、ミッション、会社の理念、人事ポリシー、
行動規範といった事柄をわかりやすく説明しましょう。

③社員紹介

会社の雰囲気をわかりやすく伝えることができます。

求職者が、入社後をイメージするのにとても役に立つ
重要な情報です。

社員ごとに、
名前や部署以外にも、勤続年数、入社経緯、仕事の内容
といったどのような立場で仕事をしているかがわかる情報を掲載します。

また、仕事にかかわる内容以外にも、
顔写真、将来の目標、趣味、応募者のメッセージといった
人柄がわかる内容も効果的です。

④福利厚生、人事評価制度

会社が、社員をどのように考えて、どのような扱いを
しているかがわかる情報です。
特色がある福利厚生などがあれば、ぜひ掲載しましょう。

現時点ではアピールできるような内容が無い場合は、
今は課題があることを説明したうえで、将来的に計画していること
などを説明すると共感を得られる可能性が高まります。

また、待遇・人事データとして、以下のような情報も記載しましょう。
・年齢層
・有給消化率
・育児休暇、介護休暇などの実績
・勤続年数

⑤募集要項

具体的な募集条件などを記載したページです。
募集する仕事ごとに個別の詳細ページを作成します。

会社の簡単な説明なども含めて、このページだけで
採用ページとして成立するような内容にすることがポイントです。

求人サイトの原稿などを参考にして、
ここだけ見れば会社の情報や、募集内容がわかるように作成しましょう。

⑥応募手続きフォーム

直接応募できるエントリーフォームを設置します。

注意点としては、入力項目を多くしないことです。
入力してもらう項目は、
氏名や生年月日、連絡先など基本的な情報のみとしましょう。

なぜなら、入力が多いと、離脱してしまう人が増加するからです。

この時点でいろいろと入力してもらえれば、
よりよく応募者のことを理解することができるかもしれません。

しかし、
記載項目が多く、しかも、志望動機や職務経歴等、
気軽に書けないような項目があったりした場合「やっぱりいいや」と
離脱してしまう人は意外と多いです。

せっかく採用ホームページを見て興味を持ち「応募しようかな」と
思ってくれた人が、エントリーフォームのせいで応募を止めて
しまうのは非常にもったいないです。

「選考で役立ちそうだから」と入力項目を増やしたばっかりに、
応募すらされなかった本末転倒です。

ここでは、連絡先を得ることだけを目的としましょう。

提出してもらいたい情報等は、
その後、電話やメールなどで改めて依頼すればよいのです。

次回は「より効果的な採用ホームページ」作成方法

今日お伝えした内容で
「採用ホームページ」が重要である、
ということがわかっていただけたと思います。

次回は、
実際に採用ホームページを作成する際に役立つ考え方について、
お話ししたいと思います。

どういうことを意識して作成するのか?

より効果を高めるため何を分析するべきなのか?

採用ホームページ作成後の運用方法は?

こういった辺りを深掘りしていくので、
次の記事もお楽しみにしていてください!